中四国地方
足摺宇和海国立公園
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足摺宇和海国立公園は、昭和30(1955)年に足摺国定公園として誕生し、宇和海地域や海中公園地区の追加指定を経て、昭和47(1972)年に足摺宇和海国立公園となりました。本公園の大きな特長は、四国南西部の島嶼を含む海岸部と、内陸部の標高1,000 m級の山々からなる変化に富んだ景観です。足摺地域は、海岸段丘が発達した断崖絶壁が続き、黒潮の恩恵を受けた亜熱帯性の海洋生物やサンゴの群集が見られます。一方、宇和海地域は、沈降海岸の繊細な入江と島嶼景観が魅力となっており、ソフトコーラルを中心とした美しい海中景観を楽しむことができます。内陸部では、コウヤマキやスギ、ヒノキ等の巨木をはじめとした自然林が残されており、暖温帯から冷温帯まで植生の垂直分布を見ることができます。また、四万十川上流の滑床渓谷では、花崗岩の滑らかな河床や雪輪の滝に代表される連続する滝、ウラジロガシやタブノキ等の渓畔林が美しく、観光客を魅了しています。(出典 環境省ホームページ https://www.env.go.jp/nature/nationalparks/list/)